人は誰でも、もれなく全員、自分の中に「好き」の種を持っています。
その「好き」の種が発芽しないと、楽しいことがない、やりたいことがわからない、好きなことが見つからないって状態になるのだと思います。
それは「好き」って思ったことを、過去、誰かに否定されたり、勇気がなくてやれなかったり、よくないことだからと自分に許可できなかった経験があって封印してしまってる場合もあるし、もっと単純に、ただ、これまでやったことがないから「好き」か「嫌い」かわからない場合も多いのではないでしょうか。
例えば、料理!
料理を教えていると、料理が苦手、料理は面倒くさい、料理は嫌いという方に遭遇します。それはかなりの確率です!
もしかしたら、謙遜されているのかなと思う場合もありますが、ほとんどは、世間一般の料理とはこういうものという「豪華で」「品数多くて」「見栄えがよくて」「栄養バランスもいい」ものを作らなきゃーーーというイメージにヤラレテ、最初からやる気をなくし、戦意喪失している感じがします。
だから、まずはレベルをさげて、できるところからやってみるのがキモだとお伝えしています。そうすれば、絶対に「好き」になるから。
私もそうでしたが、「料理」への妄想が大きかった頃は、作っていてもちっとも楽しくなかったし、いろいろムリしてました。
だけど、とにかく自分が食べられるレベルのものを作ればいいんだってところから始めたら、どんどん楽しくなって、気がついたら、創意工夫もチャレンジも勝手にできるようになりました。
料理教室の生徒さんを見ていても、料理が苦手ですって言ってた人ほど、
「何を作ろうかと考えるのが毎日楽しくて!」とか
「どんなに疲れていても料理をしたら疲れがとれます!」とか
「料理をしている時間はすごく充実してあっという間です!」とか、激しく、美しく、変化していかれます。
だから、私、料理が苦手、面倒くさい、嫌いという言葉を鵜呑みにするのはやめました(笑)
絶対好きなはず。絶対楽しくなるはず。と脳内変換して話を聞いています。
なぜなら、食べるという生きていくために一番必要なこと、重要なこと、大切なことがむつかしいはずはないからです。
必ず、そこに喜びが見いだされるようにプログラミングされている!!!
いま料理が「好き」と思えない人も、「嫌い」でやりたくない人も諦めないで。
生きるという基本動作から、ほんの少しズレているだけで、そこを微調整すればすぐに変われる。プログラムが動きはじめます。
自分の中の生きる力、「好き」をぜひ稼働させていきましょう。
天女の台所でお待ちしていますー!