昨日はレシピ撮影のお仕事でした。はやくも8年目に突入したこのお仕事。これがなかなか奥深いです。
普段、私は料理に、肉、魚、卵などを使わないのですが、このレシピを考えるときはそれらも使います。
いつも使っていないからこそ、使ったときにわかることがたくさんあるんですー!
たとえば、肉や魚を使うと、
・甘み(砂糖やみりんなど)が必要になる
・調理器具を洗う回数が増える
・洗うときに洗剤が必要になる
・調理時間が長くなる
・カロリーが高くなる 等々
普段の料理との違いに気づいて、ほほーーーって思います。
私の想像ですけど!
肉や魚を使った料理に砂糖やみりんを使うのは自然なことで、美味しさのバランスには必要不可欠。それを考慮せず、砂糖やみりんだけを排除したら美味しくなくなります。
反対に、肉や魚を使わない料理に砂糖やみりんをたくさん使うと美味しさのバランスが崩れるし、カラダへの作用も偏ってしまう。同じ料理でも食材にあわせた調整が必要です。こういうことに気づくと、料理って面白いなあとワクワクするの。
料理には足したり引いたり混ぜたりする作業だけじゃない何かがあって、それはレシピには書かれていない。
どんなに言葉を尽くしても伝えきれないから、体感したことをヒントに自分でつかんでいくしかない部分があります。
この世の中、目に見えているのは氷山の一角で、そのほとんどは目に見えないと考えるなら料理も同じ。
レシピに書かれていることは氷山の一角で、美味しさのコツや作業のポイントは見えていません。そこにどれだけ気づけるかが料理上達の分かれ目!
撮影用に作った料理を囲んで、そんなことを語り合うのも楽しい時間です。
今回も「キリストの涙」というめっちゃ美味しいワインで乾杯しました。いつも素敵なお仕事をありがとうございます!!!