料理にキッチンタイマーを使いますか?
パスタを茹でたり、レトルトを温めたり、キッチンタイマーじゃなくても、電子レンジや炊飯器、タイマー付き調理器具なんかもいろいろあるから、時間管理は普通のことだと思います。
便利?だよね?
だけど、そこに頼りすぎて自分の五感(見る、聞く、匂う、食べる、触る)を使うことをおろそかにしていたら要注意です。
以前、かぼちゃの煮物を作るときに、
「先生、何分煮ますか?」と聞かれて、
「そうだなあ、10分ぐらいかしら。」と答えたら、彼女はパパっとタイマーをセットして、その場を離れてしまいました。
それは一見すると、とても合理的で効率的な動きのように見えるけど、料理ってそうじゃないよーーー!がいっぱい詰まっていて、言葉足らずだったと反省したことを覚えています。
例えば、火をかけて鍋の中の温度があがると火加減の調整が必要になります。そのタイミングはキッチンタイマーでは計れません。
それに、かぼちゃの固さ、鍋の種類、火加減、水分量、その日の気温などでかぼちゃが煮えるスピードは違います。だから時間はあくまで目安で、最後は自分で出来上がりを判断することになります。
タイマーで計れる部分と、料理人が自分の感覚で決めないといけない部分がある。
それをわかっていてタイマーを使っているのか、レシピに10分煮ると書いてあるから条件反射的にセットしているのか、後者だと、料理も自分の感覚も磨けない。いつまでたっても鈍いままです。
なので、あえて、キッチンタイマーを使わずに料理をしてみてほしい。忙しいときは無理でも、気持ちと時間に少しだけ余裕のあるときに。
自分の感覚(五感)で料理のタイミングが判断できるようになるには練習が必要ですから。
もしかしたら失敗するかもしれません。
煮えすぎたり、固すぎたり、最初は思い通りにいかなくて。
だけど、料理の失敗なんてたかがしれています。ちょっとは落ち込むけど、人生に影響するほど重大じゃないし、いくらでも挽回できます。
だから、こわがらずにやってみよう!
それは、自然界と対話する第一歩です。
自分と自然が調和するための練習です。
そうやって自分の感覚を頼りに料理をすることで、あなたの五感というセンサーを動かしていくと、たぶん気がつくと思います。
なんだか料理が簡単になった。自分の料理が美味しくなった。と。
そして、料理以外でも、人付き合いが簡単になった。仕事の精度があがった。そんな発見があるはずです。
なぜなら、料理とあなたの在り方はつながっているから。
キッチンタイマーを手放して、時間だけでは計れない微妙なさじ加減をものにし、美味しい毎日を作っていきましょう。
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