今年もお味噌を仕込みました。
2022年バージョンの味噌づくりワークショップ第一弾!みなさま楽しい時間をありがとうございます。
お味噌を仕込む作業って、その工程も内容もそれほどむつかしくありません。大豆を炊き、潰し、麹と塩を混ぜ、それら全部をしっかり混ぜ合わせて容器に詰める。言葉にすればこれだけ。
だから、もちろん、誰にでもできるし、ひとりでもできるんだけど、私は、作業そのものより、工程の中で感じるたくさんのことを共有したくてワークショップ形式にしています。
お味噌は、仕込んだらすぐに食べられるものじゃなく、熟成させる必要があります。
麹菌や常在菌など、たくさんの菌たちが活動するのを待つ!
それは、スピーディーで効率を優先する現代社会では忘れられがちな感覚で、
物事の時間軸はひとつじゃなく、それぞれにふさわしい時間があると気づかされます。
しかも、待ってる間、できることはなにもないのです。ただ委ねるだけ!
だからこそ、次の冬、材料も工程もこんなにシンプルなのに、ほったらかしていただけなのに、なにこれ美味しすぎるーーー!と悶絶するのです。
目には見えない小さな菌たちの不思議な力に支えられていることを体感します。
手作り味噌は、毎年、出来上がりが違うし、美味しさも違えば、色も香りもひとつとして同じものはない。
例え、一緒に仕込んだものであっても。
春夏秋冬、どんどん変化していく様子を見ていると、やっぱり生きものなんだなあと思うし、
なにより、この働き、この美味しさはカラダにもいい作用をもたらしてくれること間違いなし!絶対的な信頼につながります!!!
そういうのって、いくら書物を読んでも、誰かの話を聞いても、自分でやってみないとわからないこと。
成功しても失敗してもいいから、みんな、一度は味噌づくりにチャレンジしたらと思います。
味噌づくりの後は、
味噌、醤油、糠、酒粕、甘酒などをたっぷり使った発酵ランチをみんなでいただきました。
<本日のお品書き>
・玄米ごはん
・糠漬け
・かす汁
・大豆ナゲット
・豆腐の味噌漬けカプレーゼ風
・さつまいものりんごジュース煮
・白ねぎのグリル~ねぎ塩ダレ~
・水菜と薄揚げのゴマ和え
・抹茶甘酒プリン
・いちごの米粉マフィン
みなさまのお味噌が美味しく熟成していきますように!!!