こんにちは!自炊コーチの藤本裕子です。
「わたしを取り戻し、わたしを生きる」ための
自炊をお伝えしています。
「何が起きても大丈夫」
そう言われると、
何も問題が起きない状態、 不安が一切ない状態を
思い浮かべるかもしれません。
だけど、
私が思う「大丈夫」はそういうことではありません。
何が起きても大丈夫とは、
状況ではなく、在り方、
心構えのようなものだと思うからです。
未来のことを心配しても仕方がないから
お気楽に生きようという話でもなければ
ガチガチに備えて不安を封じ込めるような生き方を
すすめたいわけでもない。
何かあったときに
自分でなんとかしよう、
自分で知恵を出そう、
自分で考えてみよう、と思える力があるかどうか。
それが 「大丈夫」の正体だと思います。

だけど、多くの人は 失敗を恐れて、
その一歩を踏み出せなくなっています。
料理が苦手という方の多くも、
失敗したらどうしようと不安や心配が先にきて
新しいレシピにチャレンジできなかったり
料理そのものを遠ざけていたりします。
だけど、失敗敗しないようにと何もしないのは、
とてももったいないことです。
失敗するからこそ、
どうすればいいかを考えられるようになるし、
その場での対応力も身についてゆく。
料理の面白さは何ですか?と聞かれたら、
私は迷わずこう答えます。
「いろんなことが起きるけど、なんとかなるところ。」
自炊をしていると、 本当にいろんなことが起きます。
焦がしたり、生焼けだったり、
分量を間違えたり、 調味料が足りなかったり、
だけどその度、
どうすればいいかを考えて
できる範囲でできることをやるしかない。
そうやってリカバリーしていく中で、
思いがけず美味しくなったり、
新しい発見があったりすることもあれば、
どうしても上手くいかなくて、
残念ながら捨てるしかないことも、あります。
悔しいし、反省もするけれど、
それも含めて経験になっていきます。
この経験の積み重ねが、
「何が起きてもなんとかできる」
「大丈夫かもしれない」という感覚を、
少しずつ育ててくれます。
完璧じゃなくてもいい。
うまくいかないことがあっても、
そのときできることをやってみよう。
そう思えるようになると、
目の前で起きる出来事に対して
必要以上に怖がることがなくなっていきます。
電気がなければ(炊飯器がなければ)
ごはんは炊けないと思うのか。
それとも、 別のやり方を考えて炊いてみようと思えるのか。
どちらを選ぶかで、
見える世界は大きく変わります。

自炊は、日々の中で
小さな失敗と向き合いながら、
自分で考えて、対処していく練習です。
特別なことが起きたときだけでなく、
普段の生活の中で
「わたしなら大丈夫」と思える力を
育ててくれます。
何も起きないから大丈夫なのではなく、
何が起きても、自分でなんとかできると思えること。
それが、 本当の意味での
「何が起きても大丈夫」ではないでしょうか。
少なくとも、私は、自炊のおかげで
何が起きても大丈夫と思えるようになりました。