一年を72種類の季節に分類し、それぞれにふさわしい言葉で表現している七十二候!
自然界の巡りを丁寧に観察し、完璧なる言い回しをつけた先人たちのセンスに惚れます。
6/16~は「梅子黄 (うめのみきばむ)」で、青々と大きく実った梅の実が、黄色く色付き始める頃という意味なのですが、本当にその通りで、この季節になると梅の香りがかぐわしく濃厚になるのが毎年不思議でなりません。
注文していた梅干し用の梅もバッチリ届いたので、さっそく梅干しづくりを始めました。
まずは第一ステップ!塩をして重石を置いたら、あとは梅酢があがってくるの待ちます。
私が参考にしているのは、マクロビオティックの大先輩が書かれたこちらの本です。
梅しごとのことやレシピが一冊にまとめられていて、とても重宝します。
私たち現代人は、味噌づくりや梅干しづくりのような、
手間はそれほどかからないけど、出来上がるまで時間(期間)のかかることを難しいと思いがち。
だけど、本当にそうなのかな?!
すぐに、はやく、いま手に入れたい、というスピードや即効性を求めすぎたために、
ゆっくり、じっくり、変化することの面白さ、待つことの大切さを忘れてしまっている気がして、
あえて、こういう手仕事を自分でやってみる必要があるように思います。
まあ、何よりも、美味しい梅干しが出来上がったときの喜びが味わいたいだけだし、
熱々のごはんと一緒にその梅干しを食べるのが嬉しくて作っているだけだけどね(笑)