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第2章:感覚を取り戻す「16.台所には、その人の癖が出る」

2026/04/27

 

こんにちは!自炊コーチの藤本裕子です

「わたしを取り戻し、わたしを生きる」ための

自炊をお伝えしています


料理教室で

答えるのがむずかしい質問のひとつが火加減です。


強火ですか?

弱火ですか?

何分くらい火にかけますか?


そう聞かれるたびに、

火加減についてどうお話しようかなと考えます。


もしこれが

知識だけの問題なら、答えは簡単です。

技術の問題なら、練習すれば解決します。


でも、火加減の話はそれだけで終わらないことが多い。



料理教室には

いつも焦がしてしまう人と

いつも生焼けになってしまう人がいます。


焦がしてしまう人は

思い切りがよくて、まずは動いてみるタイプ。

人間関係でも素直で正直な言動ゆえに

ぶつかることもあるのかもしれません。


反対に

生焼けで止めてしまう人は

とても慎重で、ちょっぴり心配性なタイプ。


衝突は少ないけど、もしかしたら

本音を引っ込めていることが多いのかもしれません

 

料理には、そんなその人の癖が

そのまま表れることがあります。

火加減もそのひとつです。


だからといって、

焦がしてしまうのも生焼けになるのも、

ダメなわけじゃない。


自分がどんなふうに世界と向き合っているかが

たまたま出ているだけ。


自分を知るためのヒントであり、

他の人との違いに気づくきっかけのひとつです。


だから、火加減も

私が「強火」と言っても、「弱火」と言っても、
そもそも、その人が持っている特性が作用するから
仕上がりも違ってきます。

 

いつもの自分を観察して

「私には、こういう傾向があるのかも」と

思いあたることはないでしょうか。


もし、自分は焦がしてしまうことが多いと思うなら、
レシピに書いてある火加減よりも弱めにしてみる。

もし、自分は茹で加減が固かったり
生焼けになることが多いと思うなら、
レシピに書いてある調理時間よりも長めにしてみる。

レシピが正解でもなければ、

私や誰かの答えが絶対でもない。
 

もう少しだけ火を弱めてみようかな

もうちょっとだけ待ってみようかな

そうやって、自分の中で微調整をかけていくのです。
 

料理の火加減はいくらでも調整できます。


それができるようになったら
自分の特性の出し方(強弱)も
自在に操れるようになっているはずですよ。