天女講座では、毎回、テーマにあわせた料理と講義をしています。8回目は表現力について。
表現力というと、特別な人だけが持っている才能のように考えている人が多いけど(有名な絵画を描く人とか、国際的な音楽家やダンサーなど)、本来は、すべての人に備わっている力です。
私たちは、毎日、何かを表現して生きています。どんな服を着て、誰に会い、どこへ行き、何を食べて、どんな話をするのか、そのすべてがあなたの表現ー!大切なあなた自身です。
誰も否定できないし、バカにしたりけなしたりできないのに、小さい頃から、周りと合わせること、浮かないように調和することを求められてきた私たち、いつからか、目立った表現を敬遠したり、良し悪しをはかって、自分を表現することをためらってしまうようになっていませんか?
例えば、私の料理教室あるあるのひとつに、盛り付け時のやり取りがあります。
このお皿に盛りつけてと言うと、
「私、センスがないからできませんー!」
「こういうの苦手なんです。」
「まずは見本を見せてもらえませんか?」とかえってくる。
もちろん、フランス料理とか、懐石料理など、ちゃんとした料理には盛り付けのルールがあります。
だけど、普通の家庭料理の盛り付けは自由だから、自分が好きなやり方で、美しいと感じるかたちで、美味しそうだなと思う盛り付けでOKです。
それが私のセンスと違っていてもかまわないのよ。だって、ひとりひとり表現方法は違うのですから。
なのに、多くの方が、自分を表現することに躊躇う。自信がない。無意識に、世間の常識(こうすべき)や、その場にふさわしいやり方を探している気がするのです。
もし、あなたが、
ことあるごとに、私にはセンスがないからー!と言ってしまうタイプなら、
自分の思う通りに表現したら失敗する!といつも心配しているタイプなら、
なにをそんなに怖がっているのか、どうしてそんなに自信がないのか、一度、考えてみることをおすすめします。
そして、まずは日々の盛り付けを自分のセンスで、
好き、キレイ、カッコいい、美味しそうなど、なんでもいいので自分がいいと思うカタチでやるところから、
少しずつ、自分の表現を取り戻していきませんか?
天分をいかして生きる女になる!
【天女講座(全10回)】