料理や健康にまつわる情報は、そのまま鵜呑みにせず、自分のカラダやココロがどう反応するのかをちゃんと見たほうがいいと思う。
例えば、ほとんどの人が「甘いものを食べたら太る」と思っていて、ダイエットしたいけど甘いものをやめられないってなるけど、それホントかな? とか
みんなのあたり前として「焼き餃子には絶対ビール!」みたいなノリがあって、条件反射でセットにしてしまうけど、それテレビコマーシャルの見すぎじゃない? とか
以前の私は、めっちゃ素直で、というか何も考えてなかったから、そういうもんだと世間の常識の中にどっぷりつかってたし、いまでもうっかり、その思考回路に飲み込まれそうになるけど、
ちょっと、それホントなの?って視点を持つことで、なんの因果関係もない、少なくとも、私にはあてはまらないと気づいたことがたくさんあります。
どうして、そんなことを言うかというと、
(これ冗談みたいな笑い話なんだけど)
私は、マクロビオティックの考え方にとても感銘をうけて、勉強をはじめてから、すごく楽しくて、夢中になり、食生活もマクロビオティックのセオリー通りにやろうとがんばってました。
そして、半年後に何が起こったかというと、
生まれてから大きな病気もせず、会社の健康診断ではいつも超!健康の太鼓判を押してもらっていた私が、はじめて、要検査の判定を受けたのです。
まさか!!!
ヘルシーをうたっているマクロビオティックをやっているのにですよ。
当時は、私の学びが未熟で、有名な先生の本を見て真似だけしてたから、完璧だと思っていたやり方は他人の受け売りでしかなかったし、
なにより、自分のカラダとココロの声を無視して、「これが正解」を追いかけてたので、カラダが悲鳴をあげたのだと思います。
マクロビオティックの本質を実践できるようになってからは、すぐに、以前のような超!健康に戻りましたから。
だけど、この時、はっきりとわかったのです。
「マクロビオティックは健康にいい」に因果関係はないんだなと。
だけど、だから、いまもマクロビオティックは私の大切な羅針盤です!
私たちのカラダはひとりひとり違っていて、それを本当の意味でケアできるのは本人だけ。
そして、世の中に出回っているどんな言葉も鵜呑みにせず、ちゃんと自分で咀嚼して、自分のカラダとココロと一体になってやっていかなきゃいけないと気づかせてもらったのです。
そこからは、100人中99人が「それが正解!」と言ったとしても、私が違うと思ったら違うに分類できるようになったし、いろんな情報にまったく惑わされなくなって、とてもラクになりました。
「甘いものを食べたら太る」も「焼き餃子には絶対ビール!」「マクロビオティックは健康にいい」も、ある意味、そうだと言えるし、そうじゃないとも言える。
それを決めるのは自分だということ。
そして、料理や健康のことだけじゃなく、「会社を辞めたら生きていけない」とか「集客するならSNS発信が必須!」とか、そういう日常のささいなことも、決めつけているだけかもしれない。そうだと言えるし、そうじゃないとも言える。
自分で決めるってむつかしそうに感じるかもだけど、何も決めつけず、いつでも、その瞬間瞬間に自分にぴったりくるものを選んでいくだけ。
きっかけがあれば、そんな話も料理教室ではしています。
あなたの中の天女の目覚めさせる料理教室