自炊、楽しんでますか?
人生が大逆転する自炊の法則をお伝えしている自炊コーチの藤本裕子です。
本日は「料理レパートリーの増やし方」について書いてみました。
料理教室で相談されるお悩みで一番多いのはどんなことだと思いますか?
・レパートリーが少ない
・同じ料理ばかり作っている
・献立がマンネリ化している というものです。
確かに、美味しくバラエティ豊かな食事を毎日作ろうと思ったら、
ある程度のレパートリーが必要かもしれません。
だけど、限られた時間の中で毎日自炊をしていると
新しいレシピにチャレンジする余裕がないのは当たり前!
その理想と現実にギャップを感じるからこその悩みだと思うのですが、
じゃあ、とにかくがむしゃらに、
片っ端から新しいレシピを覚えたら解決するのかというと
そんな単純な話ではないのでやっかいなんですよね。
シンプルな悩みだけど、解決へのアプローチはひとつじゃない。
だから、どうお答えしようか、いつも迷うご相談でもあります。
なので今回は、そんな解決策の中で私が一番おすすめする方法を
ご紹介したいと思います。
例えば、あなたが新しい料理をマスターしたいとして
はじめてのレシピを試すにはどうしますか?
まず、手ごろなレシピを探す必要があります。
手持ちの食材で足りるもの、自分の技術で作れるもの、
時間も手間もかからず簡単に自分好みの味つけになるもの…と
考えるでしょう。
さらに、このレシピと決めて発起一念作ったとして、
最初から思い通り美味しく作れるとは限らないし、
「また作りたい♡」と思えるほど気に入るかどうかもあやしいです。
がんばったのに自分のレパートリーにできなかったら、
かけた時間も労力も無駄になります。
そんな失敗をしたくないから、
結果、いつも同じものばかり作ることになるのではありませんか。
だとしたら、まずはすでに作れる、すでに気に入っているレシピを
とことん使い回すのが早道です。
例えば、「ほうれん草の胡麻和え」というレシピが気に入っているなら、
それを少しずつ変化させていきます。
①素材を変える
→ほうれん草を人参に
→人参をさつまいもに
→さつまいもを白菜に
→白菜をズッキーニに
季節ごとに野菜を変えるだけで違うレシピになります。
②素材をプラスする
→ほうれん草に薄揚げを
→人参にツナを
→さつまいもに水菜を
→白菜にサラダチキンを
→ズッキーニにミニトマトを
ひとつ素材をプラスするだけでボリュームもアップします。
③味つけを変える
→醤油を味噌に変える
→醤油をポン酢に変える
→辛子をプラスする
→柚子胡椒をプラスする
→梅干をプラスする
調味料ひとつでいつもと違った仕上がりになります。
そうやって、同じレシピを繰り返し展開していれば
そのレシピはどんどん上達して自分のものになり、
いつも変化のある食事が作れて一挙両得です。
私のおすすめは、
「100個の新しいレシピを覚えるより
10個のレシピを10通り作れるようになること」
これが一番簡単で失敗しないレパートリーの増やし方です。
料理のマンネリ化に悩む方はぜひ試してみてくださいね。