1. ブログ
  2. 天女の処世術
  3. つじつま合わせをやめてみた。
 

つじつま合わせをやめてみた。

2020/06/02
つじつま合わせをやめてみた。

期日通りに、計画通りに、予定通りに。

誰かと会うのも、資料を作るのも、タスクをこなすのも、目に見えない「こうでなければならない」という感覚に縛られていた気がします。

 

仕事をして、家族や仲間と良好な関係を築いて、趣味も遊びも楽しむには、それがあたり前だと思っていたから、うまくやっていたつもりです。

しかし、自分の中にある思い込みや制約をひとつずつ手放していくにつれ、それがしんどいことだったとわかるようになってきました。

なのに、ずっと、破綻しないようにがんばっていました。いい人でいたい。できる人だと思われたい。スマートにこなせる人でありたいと見栄をはってたのかなー!

 

例えば、友達と約束をしている日の朝、ほかにやりたいことができて出掛けたくないなあと思ったのに、約束しているし、迷惑かけるし、ドタキャンは失礼だからとがんばって出掛けちゃうことありませんか?


友達と会えば話も弾むし、いい時間が過ごせるのは間違いないけど、心のどこかに、一番やりたいことを後回しにしている焦りがあるから落ち着かない。自分にウソついてるみたいで疲れる。

いま思えば、非難されないように、イヤな人だと思われないように、常識に照らし合わせて、自分の中でつじつま合わせをしていたからだとわかります。自分の気持ちより、どうみられるかを優先していた。そういうことをいろんな場面でやっていたなあ。仕事でも、遊びでも、恋愛でも…。

もちろん、なんでもかんでも、自分の気持ちを優先するのがいいとは思わない。
ただ、自分がどうしたいのかを否定せず、ちゃんと認めることは自分を生きる最初の一歩です。

その気持ちをわかった上で、いまは友達との約束が大切!と思ったらそっちを選ぶし、どうしても自分のやりたいことを優先したいなら正直に伝えるし、もっと別の方法があるかもと考えることもできる。
自分はその時の一番ベストな方法を選べるし、選んでいいと知っておくのが重要だと思います。その選択には責任もセットでついてくることもふまえて。

つじつま合わせをしていると、どんどんしんどくなっていきます。本当の気持ちがわからなくなって、力も弱まります。で、また、つじつま合わせをしようとする。負のループに入っていくんだよね。


自分の気持ちをなかったことにするクセは、無意識にやっていることが多いから、私はなかなか気づけませんでした。

私が、もしかして自分の気持ちに蓋をしているのかも?!と気づいたのは、いまの仕事(料理教室)をするようになってからです。
この仕事をしているときは、どんなに忙しくても、どんなに予定が立て込んでいても、それ以外のことをやりたいと思うことがない。どこまでいっても、優先順位は堂々の一位で、つじつま合わせをする必要がない。

なにそれ!ですよ。夢中になるって、そういうことだなと思いました。本当に好きなことをやっているときはつじつま合わせをしなくてもいい。
ならば、出来る限り、やりたいこと、好きなこと、夢中になれることを選んだほうがよくない?

それ以来、器用に、かっこよく、つじつま合わせをしようとしてる自分に気づいたら、どこがズレているのか、本当の気持ちを見つめるタイミングだと思うようになりました。