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熱狂しているようで退屈していませんか?

2020/06/13
熱狂しているようで退屈していませんか?

スポーツ観戦やアイドルコンサートに出掛けると、私たちは、その場に渦巻くパワーと一体化し、そこから感動、勇気、尊敬、憧れなどを受け取ってココロ震える体験ができます。それはとってもすばらしいこと。私も大好きです。

だけど、それが熱狂的になりすぎたとき、ハマり過ぎたときは、なにか、おかしい!もしかして、私、人生に退屈しているのかも?!と見つめ直すチャンスです。


私は、人生は、どれだけ当事者でいるかが重要だと思います。

 

スポーツは観戦するよりも自分でやったほうが楽しいと思うし、苦しみも、葛藤も、感動も喜びも自分ごととして体験できます。それは観ているときの比じゃありません。だから、自分でやらず観客でいるだけだとしたら、かなりもったいない。いろいろ逃している気がします。当事者として手に入るはずのものを。


アイドルコンサートも同じです。舞台の上のキラキラとした誰かを眺めていると、自分もそこにいるような錯覚を起こすけど、実際は、その他大勢の観客というポジションに甘んじている。小さくても自分の舞台を作りあげるほうが、満たされるのは間違いない。それが、自分が当事者であるということだから。

 

誰かを応援することはすばらしいし、夢の世界を体験することは楽しいです。私も、ここぞというときは全力で熱狂します。だけど、どこかで、それは自分の人生ではないという視点も忘れないようにしています。自分の時間を他人に捧げられるほど、私たちは暇じゃない。自分の人生に熱中することが、何より一番、尊いです。

 

自分の人生から目をそらしていると、他の人のことが気になります。スポーツ観戦やアイドルコンサートへの熱狂はそのひとつかもしれません。興味を持って、主体的に楽しんでいるようで、もしかしたら、退屈を紛らわせようとしていませんか?

 

この場合の退屈は、表面的な忙しさではなく、あなたの本心(魂)が、やりたいことをやれずに、あきらめていて、人生に退屈しているということです。何かに熱狂することで、自分の人生から目をそらす言い訳になっていないか?自分の人生にドラマを起こすことから逃げていないか?

 

あくまでも軸足は自分の人生に置く。その上で、ときどき、他の人の人生に遊びにいく。それが順番だと思います。自分の人生に退屈して、それが逆転しないように!!!

なぜ、自分は、観客席で熱狂しているのか、これは本当の熱狂なのか、時々、見つめてみてね。(と、誰よりも自分自身へのメッセージ(笑))